
【PENTAX K-5/zeiss planar 50mm f1.4 ZS/RAW AEB5shot~photomatix~photoshop】
広島県
大竹市の街並みと臨海工業地帯、瀬戸の島々も望める高台。
お盆の早朝、空が白み始める頃から、さらに高い場所にある墓地へと登っていく地元の人たち。
傍らを通り過ぎるたびに、おはようございますの挨拶と、
日の出が撮れるか心配の声をかけてくれる。
順番でいくと、番の洲の次は
Architectural HDRのdoikenさんを夕方~朝までご案内(引っ張り回)した水島コンビナートなのですが、何度となく撮影してきた場所なので、興味の赴くままに各地で撮影したテクノスケープをHDR化しています。
そんな中でも、今まで通り過ぎることはありながら、じっくり撮った事のなかった広島県
大竹市のコンビナートが、予想以上に良かったのです。
鹿島・京浜・四日市・水島等とくらべると、規模は小さいものの、寄っても引いても、夜明けも夜景も、絵になる撮影スポットが豊富。
瀬戸内の海や島、背後の山や街並みとの混じり具合に、初めて訪れた場所なのに、どこか懐かしさを感じる風景。
自分が工場・コンビナートのテクノスケープに惹かれる理由は、非日常的な異景に対する”萌え”といったものよりも、日常の中の工場・コンビナートに”懐かしさ”や”郷愁”をおぼえるからなんだなあ…という事を、
大竹や周南といった瀬戸内沿岸の工場地帯を巡って、改めて実感したのでした。

【PENTAX K-5/zeiss planar 50mm f1.4 ZS/RAW AEB5shot~photomatix~photoshop】
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nobiann
テクノスケープって私にとっては不思議な光景で工場の近くに民家がある風景などあまり目にした事がありません。今回の撮影行HDR楽しませてもらいます!!
hiro_sj30
>nobiannさん
テクノスケープは、異景として感じる人と、日常風景として感じる人、それぞれあると思います。
高度成長期以降に瀬戸内沿岸で生まれ育った人は、後者のタイプが多い気がします。
海や町並みの向こうに見える煙突群というのは、瀬戸内の原風景なんですよね。