石灰系の工場は、吹雪いた雪のように、至る所にへばりく
石灰粉が美しいのです。
薄汚れた窓のディテールまで出したかったので、BulbでRAW10shotからHDR。
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【PENTAX K-5/FA 43mm f1.9 limited/RAW bulb10shot~photomatix~photoshop】
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【PENTAX K-5/zeiss planar 50mm f1.4 ZS/RAW AEB5shot×2~photomatix~photoshop】
前にアップした写真で、にゃあさんが「九龍城を連想する」とコメントしてくれましたが、私も最初にココを訪れたときは同じような感想を抱きました。
石油化学
プラントに感じる精密さや、高炉に感じる力強さ、それぞれに感じる機能美のようなものとはちょっと違って、九龍城や大阪の軍艦アパートに感じられた混沌。
河原に降り立ち、眼前に立ちはだかるこの工場をじ~っと見つめていると、現実のものとは思えないような感覚にとらわれます。
シュールな絵画やつげ義春の漫画(ねじ式の金太郎飴ビルとか)を見るような感じ。
そんな事を考えながら、「目の前に居るかのようなリアルさとクリアさなのに現実感のない写真」というものを目指して仕上げてみました。
日暮れ時の谷底とはいえ、十分手持ち5shotブラケットできたものの、ここはやっぱり三脚&リモコン使用。
zeiss planar 50mm f1.4を適度に絞り、低感度&手ぶれ補正オフでしっかりブラケット。

【PENTAX K-5/zeiss planar 50mm f1.4 ZS/RAW AEB5shot~photomatix~photoshop】

【PENTAX K-5/SIGMA 8-16mm/AEB5shot×2+1shot~photomatix~photoshop】
マス釣り場のある河原におりると、天空の城ラピュタとか、宮崎アニメで出てきそうな光景が眼前に広がります。
普通の広角だと、とても収まりきりません。
SIGMAの8-16mmでも厳しいですね。
10-17mmではありますが、魚眼だとやっと全体像を捉えられます。

【PENTAX K-5/PENTAX DA fisheye 10-17mm/AEB5shot×2+1shot~photomatix~photoshop】
谷底の工場と夕暮れ時の空では、明暗差が大きかったので、余裕のある露出幅で撮影。
2EVステップでRAW5shotブラケット×2(-4,-2,0,+2,+4&-3,-1,+1,+3,+5)に-5のRAW1shotをプラス。
PENTAX中級機の最大露出補正幅-5~+5を1EVステップ=11shotで使い切ってみた。
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